口腔内最大の補綴物、総義歯。その製作時には、口腔粘膜の形を機能的に捉え、適正な咬合高径や人工歯の排列位置などを見つけ出すため様々なテクニックが必要となります。それらの修得の第一歩として、口腔粘膜の特性や種々の印象材の使用方法、与える咬合様式などを理解するため、基礎的なテクニックを一貫して実習することは欠かせません。402シリーズは、ソフト粘膜を付与した様々な印象採得法が行えるモデルから、人工歯排列などの技工作業が行える石こうモデルまで、実習目的に応じて様々なバリエーションの中から選択が可能です。
G10シリーズは、ソフトタイプ粘膜を装着しハミュラーノッチや口蓋小窩など印象採得時の目安となる形態的特長を有しています。また、シリコーン印象材などが使用できるため、種々の印象材料を用いた概形印象や精密印象など、様々な印象採得法が可能です。 さらに、KGP.6モデルでは筋圧形成が可能なよう、唇・頬粘膜を想定した立ち上がりを付与しており、より臨床的な実習も可能です。