症例によって選択される様々な保存修復物。それらをより早く正確に施術するためには様々なテクニックが必要となります。それらの修得の第一歩には窩洞形成時のハンドリングやラバーダムシートなどの使い方を理解するため、基礎的なテクニックを一貫して実習することは欠かせません。500Eシリーズは、保存治療のテクニック修得に不可欠な形成時の切削性やラバーダムが装着できる機能を備え、実習目的に応じて様々なバリエーションの中から選択が可能です。また、豊富なオプション模型歯と組み合わせることで、より実践的なテクニックへステップアップが可能です。
切削感を体感しながら様々な形成方法が修得できるよう、タービンやコントラでの形成に適した切削性を備えた模型歯を全てのシリーズに装着。また、顎模型の形状も前歯歯頚部の窩洞形成時に無理のないよう齦頬移行部までの形状が広くなっています。模型歯は、実習時に動きにくく、かつ簡単に交換できるようにネジで顎模型に固定されています。
ラバーダムクランプが装着しやすいよう歯肉を少し下げ、歯冠部を少し露出させています。 また、マトリックスバンドやウエッジが装着しやすいよう鼓形空隙も少し広くしています。
歯肉粘膜は、ソフトタイプとハードタイプのモデルがあり、ソフトタイプ粘膜を装着したD18タイプやD16シリーズでは歯肉圧排から印象採得までの一貫した実習が可能です。またD18タイプでは、シリコーン印象材を用いた精密印象採得も可能です。